市は、ひきこもりやニート、不登校に関する相談を中心に、本人や家族が相談できる場所（26機関・団体）を掲載した「枚方市青少年サポートマップ（以下「サポートマップ」）」について、内容を充実させた改訂版を6000部作成した。これまでの13機関に加え、「家族会・当事者の会」などの情報を新たに追加したほか、必要な情報を得やすいよう支援内容によって色分けするなどの工夫がされている。市内の公共施設や各相談窓口等に設置するほか、市内の小・中学、高校、大学にも配布する。
また、ひきこもり等の支援について、より多くの市民に知ってもらい、共に考える機会とするため、市民連続講座を開催する。

★ 「サポートマップ」は、ひきこもりやニート、不登校など、青少年が抱える悩みについて身近に相談してもらえるよう、市内にある相談窓口の情報を一堂に集めて地図にしたもの。枚方市立枚方公園青少年センター（枚方市伊加賀６－８）主催の「青少年サポート事業」の取り組みの一環として若者が企画し、3000部作成。昨年５月に各施設等に設置した。

★ 今回の改訂では、昨年６月に開設した「枚方市ひきこもり等地域支援ネットワーク会議」の意見を取り入れ、これまでの13機関の紹介に加え、若者の居場所や家族の交流の場である「家族会・当事者の会」の情報を新たに追加したほか、市が今年の４月に設置した「ひきこもり等子ども・若者相談支援センター」など新規で開設した支援機関や、心の悩みについての相談窓口、障害に係る相談支援センターの情報も加えている。また、各機関・団体の支援内容の記載を充実させるとともに、支援内容によって色分けをするなど、悩みを抱えている本人の現状やニーズによって、支援機関を選んでもらいやすいように工夫した。

★ 「サポートマップ」は市役所、各支所、各図書館、各生涯学習市民センターなど市立の公共施設や「サポートマップ」に掲載している機関・団体等で配布している。また、より多くの青少年に直接手にとって見てもらえるよう、前回配布した市内の高校に加え、今回初めて市内の小・中学校や大学にも配布する。6000部作成（A４版６つ折り、両面カラー刷り）。事業費は108,000円（印刷製本費）。

★ 「サポートマップ」改訂の担当者は、「ネットワーク会議の開設以来、ひきこもり等の子ども・若者への支援の輪が一層広がり、それに伴い『サポートマップ』の内容も充実しました。一人でも多くの悩みを抱える本人やご家族に見ていただき、相談機関につながってもらいたい」と話している。

子ども・若者支援のための市民連続講座を開催
１月６日から申込開始
また、ひきこもり等の支援について、より多くの市民に知ってもらい、共に考える機会とするため、数多くの子ども・若者を支援している現場から講師を招き、「－ひとりひとりが自分らしく－子ども・若者支援のための市民連続講座」を開催する。４回連続講座で、内容はひきこもり等に係る現状や支援に関する基礎知識、支援方法など。講師は、岩波ブックレットから「『ひきこもり』から家族を考える」も出版している田中俊英さん（一般社団法人officeドーナツトーク代表）や東京都の「たちかわ若者サポートステーション」所長で100人を超える子ども・若者を支援してきた井村良英さん（NPO法人育て上げネット若年支援事業部部長）など（別添チラシ参照）。

＜お問い合わせ＞
子ども青少年部子ども青少年課　電話:072－841-1221代　内線3712