枚方市は、オープンデータの取り組みを競うコンテスト「Linked Open Data(LOD)チャレンジ」で審査員特別賞を受賞した。平成23年から毎年開催され、過去には福井県鯖江市などオープンデータ先進自治体が受賞している。枚方市の受賞は府内初で、積極的なオープンデータの公開や活用を推進するための市民協働イベント「枚方アイデアソン・ハッカソン」の開催などが高く評価された。授賞式は3月19日午後1時から、実行委員会が置かれている東京の慶應義塾大学で開かれる。

★LODチャレンジは、平成23年から「データづくり」と「データ活用」に取り組む人々を表彰する国内初のコンテスト。さまざまな部門賞やスポンサー賞などがあり、今回は290作品の応募があった。実行委員会は慶応義塾大学環境情報学部萩野研究室に置かれ、同コンテスト開催とオープンデータの取り組みを国内で広げるため、平成27年4月から毎月実行委員会を開催し議論を進めている。
LODチャレンジ2015公式サイト（http://lodc.jp/2015/concrete5/）

★審査員特別賞「公共LOD賞」は、オープンデータの推進を積極的に行い、取り組み内容が後続の自治体にとって見本となることが期待される市町村に贈られる。今回は枚方市と杉並区が受賞。過去の授賞自治体は、2011年・福井県鯖江市、2012年・福島県会津若松市、2013年・秋田県横手市、2014年・兵庫県神戸市。

★市は4月からオープンデータの公開を開始し、現在まで約35種類のデータを市ホームページなどで公開している。また、2月7日・14日に市民参加型イベント「枚方アイデアソン・ハッカソン」を東海道56番目の宿場町、枚方宿地区で行った。20代から70代までのさまざまな分野の方が参加しアプリなどの開発を競った。情報推進課の担当者は、「今後もオープンデータの公開と利活用を促進することで協働によるまちづくりにつなげたい」と話している。

★LODチャレンジ実行委員会授賞式
日時　:　平成28年（2016）3月19日（土）午後1時～6時
場所　:　慶応義塾大学　三田キャンパス　南館ホール
授賞部門　:　審査員特別賞「公共LOD賞」

＜お問い合わせ＞
総務部　情報推進課　電話：072-841-1296、メール: hirakata_opd@city.hirakata.osaka.jp