あふれる魅力再発見
「枚方八景」は、枚方市が昭和59年(1984年)10月1日の市制35周年を記念して、「ふるさと枚方」の風景にふさわしい場所を公募し、市民投票と選定委員会により8か所が選定された。
市民の誇りとなる素晴らしい景観を広く知ってもらい、保全して子孫に伝承していこうと言う目的で「淀川の四季」「樟葉宮跡の杜」「牧野の桜」「山田池の月」「国見山の展望」「百済寺跡の松風」「万年寺山の緑陰」「香里団地の並木」の8か所が定められた。(下図※1参照)
枚方八景マップ ※1
牧野の桜
牧野公園は、桃山時代の華麗な建築を今に伝える片埜(かたの)神社の北側にあり、平安時代このあたりは交野ヶ原と呼ばれ桜の名所として都の貴族たちに親しまれた。
片埜神社の神域は、明治の頃には5ヘクタールほどあり、大阪歯科大学付近の松林はその面影を残している。戦後、広い神域の一部を市が譲り受けて牧野公園を造成、桜の季節には、数十年を経た桜が咲き競い、市民の憩いの広場になっている。(京阪電車牧野駅より、東へ徒歩約5分)
片埜(かたの)神社
牧野公園の一角にある片埜神社は、古くから交野地方の鎮守神として崇敬されており、平安時代には、牧郷一之宮として社運隆盛を極めたが、戦国の争乱で荒廃。 その後、豊臣秀吉によって修復され、豊臣秀頼が社殿を再建し、大阪城鬼門除鎮護の社とした。この社殿は、桃山時代の様式を良く伝えるものとして、国の重要文化財に指定されている。
片埜神社
片埜神社
伝 阿流為(アテルイ)・母禮(モレ)之塚
牧野公園内には、桓武天皇の時代、朝廷と戦った蝦夷の大将「阿弖流為と母禮」の最期の地とされるこの地に塚が作られている。
また、アテルイとモレの命日である9月23日には、毎年塚の前で「アテルイ・モレ祭」が開催され、祭事や地元幼稚園児による体操や小学生の紙芝居、中学生のブラスバンドの演奏、商店街による岩手物産展も開催される。
阿流為 母禮之塚
アテルイ・モレ所縁の岩手県物産展
アテルイ・モレ祭り
地元小学生によるアテルイ・モレの
紙芝居の様子 その1
地元小学生によるアテルイ・モレの
紙芝居の様子 その2
牧野駅前商店街夏祭り
サマーフェスタのポスター
今年も牧野公園近くの牧野駅前商店街が、恒例の夏祭り「サマーフェスタinまきの」を8月27日、28日の両日、午後5時から9時頃まで開催。イベント会場ではビンゴゲームやカラオケ大会、地元高校の軽音楽演奏など子どもから大人まで楽しめるイベントが満載。商店街の狭い道の両側にはギッシリと夜店が並び祭りを盛り上げた。
イベント会場の様子
大勢の人で賑わいました
夜店がたち並びます
夏祭りの横断幕!
商店街ならびに夏祭り実行委員会の皆さま、準備から当日の進行・後片付けまで、本当にお疲れ様でした。m(_ _)m
周辺の探訪~お店ご紹介~
取材・編集ご協力: 枚方市文化観光課様、牧野駅前商店会様
青木二郎様(枚方市立地域活性化支援センター)
皆様ご協力、本当にありがとうございました。 by チャリンコ T