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4月23日 枚方で絵を学んだ山中冬児の原画展を中央

絵本に込めた平和への思い知って広島原爆の悲惨さ、シベリア抑留体験を描く

2014/04/21

枚方市立中央図書館では、平和への思いを込めた絵本作品で知られる絵本作家、山中冬児さんの絵本原画展を4月23日(水)から開催する。山中さんは枚方ゆかりの絵本画家で、昭和15(1940)年に当時、枚方・御殿山にあった大阪美術学校油絵科を卒業。昭和19(1944)年に召集され、シベリア抑留を経て、戦後は挿絵や絵本画家として活躍した。今回の展覧会では原爆の悲惨さやシベリア抑留の体験を描いた絵本の原画35点を展示する。5月6日(休)まで。中央図書館2階ロビー。時間は平日午前9時30分~午後7時(日曜・祝日は午後5時まで)。無料。

★山中冬児さんは大正7(1918)年大阪市生まれ。枚方の御殿山にあった大阪美術学校で学び、洋画家の斉藤与里(さいとう・より)に師事した。卒業後は画家としての道を歩んでいたが、戦況が悪化した昭和19(1944)年6月、召集を受け2年間のシベリア抑留を余儀なくされた。空襲で大阪のアトリエも焼け、看板を描きながら油彩画を描こうと上京し、81歳になるまで、絵本や挿絵、装丁で活躍した。

★今回公開する原画は、1976年以来読み継がれてきた「おかあさんの紙びな」(長崎源之助作、岩崎書店)、同じく広島原爆の悲惨さを訴えた「かあさんのうた」(大野允子・文、ポプラ社)、シベリア抑留の体験を描いた「残悲多野(ザビターヤ)」(リブリオ出版)などからの35点。山中さんの透明感のあるさわやかな画風の中には、戦争への憎しみや悲しみ、平和への願いが込められている。山中さんは東京在住。95歳と高齢のため原画展に合わせた来枚はかなわなかったが、「枚方をとてもなつかしく思い、今回の展覧会をとても喜んでいます」と話している。

★同図書館では、4月23日の「子ども読書の日」にあわせて、1970年代から読み継がれてきた絵本をテーマに、「ひらかた絵本まつり2014」を5月12日まで開催している。担当職員は「この展覧会をきっかけに枚方の歴史を知り、平和の大切さを幅広い年齢の人に感じてもらえれば」と話している。

★大阪美術学校は、昭和4年に大阪市内から枚方の御殿山神社の隣に移設された。校長で南画家の矢野橋村(やの・きょうそん)、日本画家の福岡青嵐(ふくおか・せいらん)や洋画家の斎藤与里など一流の講師陣がそろい、多いときは約300人の生徒を指導。昭和19(1944)年に戦争のため軍に接収されるまで、直原玉青(じきはら・ぎょくせい)ら後の芸術界を背負って立つ人材を育成しました。
<お問い合わせ>
社会教育部中央図書館 電話:050-7105-8121

詳しくは 北大阪商工会議所 まいぷれ事務局まで
電話 072-841-0104
mypl@kitaosaka-cci.go.jp

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